・人生や仕事に行き詰りを感じている。
・毎日がマンネリ化している。
・夢中になれるものがない。
こんなお悩みがある方に、「仕事は楽しいかね?」を読んでもらえたら解決の糸口が見えてくると思います!
結論、「仕事を楽しいかね?」の著者のメッセージはシンプルです。
ありとあらゆることを躊躇せず試すこと!そして毎日変化すること!
やりたいことはあるけど、実際に試すことをせず頭の中での妄想だけで終わることは多いと思います。
それではこれから「試すこと」に価値を感じてもらえるように、「仕事は楽しいかね?」の書評・感想を書いていきます。


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「仕事は楽しいかね?」の感想

今回もツイッターで「仕事は楽しいかね?」を読んだ方の感想を拾ってみました。
ツイッターに載ってる「仕事は楽しいかね?」の感想は少なかったですが、感想をまとめました。
●「仕事を楽しいと思っているかな?」と読者にまず自問させるストレートなタイトル。
●語り口調の物語形式で頭に内容が入りやすい。
●あらゆることを次々と試すことの重要性を理解できる。
「仕事は楽しいかね?」の内容と感想

ここでは、「仕事の楽しいかね?」で気になった名言、内容を紹介していきます。
①: 多くの人は夢中になれるものがない
「たいていの人は 、自分には夢中になれるものがないということを 、なかなか認めない──だから情熱を陳腐なもののように扱ってしまう 。そして 、こう言うんだ 、 『どんなものに夢中になれるかはわからないが 、 〈ほかの人と一緒に働くこと 〉が好きなのはたしかだ 』 」
—『仕事は楽しいかね? (きこ書房)』デイル・ドーテン著http://a.co/dEY429f
私たちは小さい頃から「将来は何になりたいの?」と大人から尋ねられていましたよね。
その将来になりたいものというのは、自分が情熱をもてるものでり、夢中になれ、自分にとって崇高な目標として掲げられています。
でも実際に大人になってからどうでしょうか。
何か「これだ‼︎」と思えるものに出会えている人はどれだけいるでしょう。恐らく出会えている方々は少数派だと思います。
●「夢中」「情熱」は簡単に見つかるものではない。そして、多くの人はもっていない。
②: 目標の弊害
「その反面 、たとえこれぞと思う仕事に関して夢を持っているとしても 、思い込みは禁物なんだ 。アメリカの至るところで 、人々は精神分析医のところへ詰めかけ 、こうぼやいてる 、 『 〈ずっとしたいと思っていた 〉仕事をしているのに 、なぜか 〈やっぱり幸せじゃない 〉んです 』そういう人は 、計画を立てることに依存しすぎてる 。僕が 〈目標の弊害 〉と呼んでいる状態に陥ってるんだ 」」
—『仕事は楽しいかね? (きこ書房)』デイル・ドーテン著http://a.co/2hbtaua
目標をもっていたとしても、実際にやってみたらその目標と自分の思い描いていたものと全く違っていたということはざらにありそうですよね。
例えば、転職もそうです。
転職する前は「隣の芝生は青く」見えてしまっているので、当然期待値が上がるわけです。
そして転職後、実際の隣の芝生に足を踏み入れてみると、所々に芝生の手入れが出来ていなかったりと嫌な部分も見えてくるわけです。
●目標=隣の芝生が青く見えている状態なので、良い部分しか焦点が当たっていないことが多い。
③: 人生は直線的ではなく、紆余曲折だ
「僕たちの社会では 、時間や進歩に対して直線的な見方をしている 。そういう見方を 、学校でじわじわと浸透させるんだ──人生とは 、やるべき仕事や習得すべき技術や到達すべきレベルの連続なのですよ 。目標を設定して 、それに向かって努力しなさい 、とね 。だけど 、人生はそんなに規則正しいものじゃない 。規則から外れたところでいろんな教訓を与えくれるものだ 。人生は学校の先生にとっては悪夢だろうね 」」
—『仕事は楽しいかね? (きこ書房)』デイル・ドーテン著http://a.co/5FtT9ZY
「人生はそんなに規則正しいものではない。」この表現をみて、私が個人的に好きな福本さん(@sfkmt)のこのnoteとツイートを思い出した。

ここで人生を直線的に捉えてしまった場合の悪い例を上図を使って説明します。
直線的思考型で、セオリー通りにやれば想定内に推進が可能と仮定している。
- 障害Aしか見えず、B,Cの存在はまだ分からない。ただゴール地点Aまで直線的に進むことを考えている。
- ゴールAまで目指す過程で、障害Aにぶつかる。ここで大変な目にあうことを想定していないので「あれ思っていた目標と違うな」と思い、引き返すことが多い。=目標の弊害
- 仮に障害Aを越えたとする。障害Bがあることは想定していなかった。乗り越えられそうなセオリーやアイデアもなく、止む無く引き返すことに。
複線思考で、あらゆることを想定し、アイデアが複数ある。試すことを積極的に行う。
- 障害Aしか見えず、B,Cの存在はまだ分からない。ただゴール地点Aまで辿り着くために複数のアイデアがあり、色々試す準備をしている。
- ゴールAを目指す過程で、障害Aにぶつかる。アイデアを複数試し通過。
- 障害B.Cは想定していかなったが、アイデアを何回も試し、見事Aに到着。
つまり、こういうことです。
● 人生は直線的でなく、複線的だ。だから思いがけぬことが殆ど。そのため、どうやればできるのかアイデアを複数もち、試すこと。
④: 明日は今日と違う自分になる
「毎日 〉変わっていくんだよ ?それは 、ただひたすら 、より良くなろうとすることだ 。人は 〈違うもの 〉になって初めて 〈より良く 〉なれるんだから 。それも 、一日も欠かさず変わらないといけない 。いいかい 、これはものすごく大変なことだ 。そう 、僕が言ってるマンネリ打開策は簡単なんかじゃない 。とんでもなく疲れる方法だ 。だけどわくわくするし 、〈活気に満ちた 〉方法でもあるんだ」
—『仕事は楽しいかね? (きこ書房)』デイル・ドーテン著 http://a.co/buA4jSE
ここでのポイントは3つあると思います。
- 毎日変わるために、毎日の記録をつけること。何が良かったのか、何が悪かったのか。
- より良くなるために、「良かったことを更に磨く」「悪かったことを改善する」そして、「新たな価値を生み出すために試してみる」
- 1日も欠かさないために、自分の楽しいと思うことをやる。周りを巻き込む。宣言する。
⑤: 遊び感覚で色々なことを試して、毎日変化する。
「発明家や革新者に話を聞くと必ず 、 〈異なった 〉という言葉と一緒に 、自慢げに人に見せるという考えが出てくる 。成功する人たちはね 、自分がどこへ向かっているかということはわかってない──ただ 、遊び感覚でいろいろやって 、成り行きを見守ろうと思っている 。実をいうと 、これは僕の大好きな言葉の一つなんだ 。 〝遊び感覚でいろいろやって 、成り行きを見守る 〟」
—『仕事は楽しいかね? (きこ書房)』デイル・ドーテン著http://a.co/6O9BNg7
遊び感覚が重要な理由は、毎日欠かさず変化するためだからです。
何でもそうだが、つまらないと思ったことは継続しようとする意志がなくなりますよね。
ただ成功している人は下手でも継続し続け、あらゆるチャンスを自分のものにしてきます。
「仕事は楽しいかね?」の伝えたいこと
「問題は 、才能のあるなしでもなければ 、勤勉かどうかってことでもない 。コイン投げの達人じゃないってことなんだ 。だから僕は 、たった一つしか目標を持っていない 。毎日毎日 、違う自分になること 。これは 〝試すこと 〟を続けなければならないということだ 。そして試すこととは 、あっちにぶつかりこっちにぶつかり 、試行錯誤を繰り返しながら 、それでもどうにかこうにか 、手当たり次第に 、あれこれやってみるということだ 。頭にたたき込んでおいてほしい 。何度となく 〝表 〟を出すコインの投げ手は 、何度となく投げているのだということを 。」
—『仕事は楽しいかね? (きこ書房)』デイル・ドーテン著http://a.co/6O9BNg7
「仕事は楽しいかね?」で最も重要なメッセージは「試すこと」そして、「毎日毎日違う自分になること」です。
非常にシンプルではありますが、これを継続&実行するのが至難の業です。
だからこそ、強制的に外からの目標設定より、自分自身がやりたいことを基軸にしたうえで、試すことをしていってほしいと思います。
●毎日毎日試すこと、そして、より良くなるために変わること。
おわりに
如何がだったでしょうか!?
下記に「仕事は楽しいかね?」の感想をまとめておきます!
① 目標設定は重要だが、目標に固執しすぎない。
② 毎日の変化を目標にすることで、小さな改善やアイデアを試すことに集中できる。
③ 何度も新しいことを試す、試す、試す
