「仕事で頑張っているのに成果が出ない、評価してもらえない。」
「そもそも仕事が楽しくないし、頑張ろうとも思えない。」
という経験は20代の方なら誰しも仕事の悩みを抱えますよね。
また最近では、こんなツイートも話題になっていました。
これらのツイートに対して、「20代で全てが決まるなんて暴論だ!」という主張も見られましたが、私は個人的にはこう思っています。
20代で仕事に対して、頑張り過ぎて、成長し過ぎて悪いことは何もない。
ただ、仕事を頑張る過程で、成長する過程で、どのように頑張ったらいいか分からない。どのように成長していけばいいか分からない。という悩みもありますよね。
私自身も、仕事での悩みを抱えてしまうことが多く、「あのときもっと頑張れば良かった。」など日々後悔ばかりです。
そんな20代の仕事の悩みをズバッと解決します!
● 仕事で大活躍できること間違いない、「3つのゲーム」の方式
● 年齢によって仕事の型は決まらない。何歳になっても「3つのゲーム」の繰り返し。
この記事では上記の2つのポイントから、「仕事ができるためにはどうしたらいいの?」というお悩みにお答えしていきます。
20代で仕事に悩んでいる方は是非参考にしてみてね!
仕事で大活躍できること間違いない「3つのゲーム」の方式

R25でサイバーエージェントの曽山哲人さんの「新卒1年目でスタートダッシュを切るためにはどうすればいいの?」の記事を紹介していきます。
曽山さんご自身の言葉で語れた言葉なので、表現1つ1つが非常に頭の中に入っていきます。
曽山さんが記事の中で挙げている具体例として、以下の3つがあります。
① 満額回答ゲーム
② 決断の再生ゲーム
③ 宣言ゲーム
1つずつみていきます。
①: 満額回答ゲーム
曽山さんは記事の中で「満額回答ゲーム」に関してこのように述べています。
頼まれた雑用を、仕事じゃなくて「満額回答をするゲーム」だと思ってみるの。
「この3つのゲームをクリアすれば、すごい若手になれるって保証します」曽山哲人の成長論|新R25
「はい、1満額回答できた!」「はい、2満額回答クリア!」って、ゲームをクリアする感覚でこなしていくわけ。余計な感情をはさまず、機械的に消化していくクセをつける。
仕事を選ばずトライすれば、いつのまにか“会社に蓄積されてきたノウハウ”が身についている状態になれる。
曽山さんの比喩表現、最高ですよね。
満額回答ゲームの流れを下記に記しました。
① 自分のプライド関係なく、仕事を選ばない。要求に対して100%の状態で返すこと。
② 受けた仕事に関しては私情を挟まず、どうやれば解決できるかゲームの如く淡々と機械のように業務を遂行する。
③ ゲームのクリアを積み重ねていくと、攻略方法=ノウハウが身につき、汎用性の高い能力が身についている。
仕事を頑張りたい!と思っている人程、仕事を選んでしまい、たまたまふられた仕事内容が雑であったり、人がやりたがらない仕事を振られたときに「嫌だなあ」「面倒くさいなあ」と思ってしまいます。
また、「GRIT」の中で下記のような調査がありました。
消防士のタイプ別の残業時間調査
A:大勢の人を助けたいという社会貢献性が高い人
B:仕事そのものに興味関心がある人
残業時間が多いのは、恐らく人を助けたいと思っている消防士だろうというのを皆さんまず考えますよね。
社会貢献性があって人を助けたいと思っている人の方が、自主的な努力をするから残業時間が多いんじゃないか?違うの?
そうなんです。違うんです。
残業時間が多かったのは、人助けをしたいというより、仕事そのものに興味関心があり、上達したいという意識がある人。
すなわち、仕事をある種ゲーム化として捉えている方々なんですね。
勿論、ここでは残業時間は生産性や効率性がない怠惰が発生する時間という定義ではなく、自主的な業務遂行時間となります。
なので、シンプルにお伝えするとしたら、
仕事=ゲームと捉えて、好き嫌いせずあらゆるゲームをやること。そして攻略過程そのものを楽しんで、ゲームをクリアしろ
②: 決断の再生産ゲーム
曽山さんは決断の再生産ゲームに関して、このように述べられています。
満額回答”から一歩進んで、「与えられた仕事にどんな意味があるのか」自分なりに考えてみること。もらった決断を、自分で決断しなおしてみる。
「この3つのゲームをクリアすれば、すごい若手になれるって保証します」曽山哲人の成長論|新R25
たとえば、AとBの商品があったときに、先輩から「Bを売ってこい」と言われた。そこで、Bを売る理由を自分なりに考えて意味づけする。
「この3つのゲームをクリアすれば、すごい若手になれるって保証します」曽山哲人の成長論|新R25
お客さんから「なんでBがオススメなんですか?」ってきかれたときに、自分の考えを語れるようになってほしいわけ。
「安いからです」「性能がいいからです」「お似合いだからです」…理由は何でもいいから、自分なりに説明できるようになったら、クリアだよ。
私が最も苦手とする過程です。ここの過程を苦手にする方は多いのではないでしょうか。
仕事の判断にしても、日常生活にしろ、「周りがこう言ってるから自分で考えなくとも、従っておけばいいや。」と思う方もいらっしゃいますよね。
① 全てのことに、自分なりの考えをもつことを決める。習慣化する。
② 正解・不正解という軸ではなく、多角的角度のどこから自分だったら考えるか。自分の思考角度を把握する、鍛える。
③ 自分が納得いく考えなのか。周りも十分納得いく答えになっているか。
③: 宣言ゲーム
曽山さんは宣言ゲームに関してこのように述べられています。
そして、最後は「宣言ゲーム」だよ。ルールは、「自分の考えを口に出して表明する」こと。
「この3つのゲームをクリアすれば、すごい若手になれるって保証します」曽山哲人の成長論|新R25
先輩から「Bを売ってこい」と言われたとき、「僕はAを売ったほうがいいと思います!」って根拠を持って言ってみる。「僕は今期Aをいくら売ってみせます!」っていうのもいいね。
だからこそ、最初は気が引けてもとにかく口に出してみるのが大事。
「この3つのゲームをクリアすれば、すごい若手になれるって保証します」曽山哲人の成長論|新R25
自分で言えば「本当の責任感」が芽生えるし、先輩や上司が「たしかにお前の言う通りだね」って言ってくれたときの自信のつきかたも半端じゃない。
以前、「早起きできるたった2つの方法」でも書きましたが、宣言するとは、自分の発言に対して責任をもつということですよね。
会議で発言する際に、全員がいる場だから萎縮したり、自分が思っていることとは違う保守的な意見を言いがちですよね。
宣言ゲームに関してまとめる以下のことがポイントになりそうです。
① 気が引けても、まずは口に出す。意思表明をする。SNSでもいいので、どんどん情報発信をしようということ。
② 決断の再生産ゲームとリンクしていて、宣言をするのであれば、自分で納得する考えがあるということ。
③ 自分で宣言した分、責任も重くのっかるよ。でも責任が重い分、経験値として得られるものが大きい。自信になる。
仕事において、個人プレーというより、チームプレーが幾分多いかと思います。
なので自分の意見より、チームとしてどうなのか、周りは何を考えているか、ということをどうしても重きを置いてしまいます。
そうなった場合、仕事でも本来自分が考えている意見ではなく、周りが求めていそうな「なんとなく正しそうな答え」というのを用意するのが上手くなってしまいます。
私は以前、岡本太郎の「自分の中に毒を持て」を紹介しました。
岡本太郎の「自分の中に毒を持て」で一貫して言われてるのは「自分を爆発させろ」「自分を守るな」ということです。
周りが求めている安直な一般的な回答ではなく、自分が心底考えていること、思っていることを宣言ゲームにおいて全面に出してください。
まとめ: 仕事に年齢は関係ない。何歳になっても勝負。

このブログの冒頭で「仕事において、20代の努力量が今後の全てを決めるのか」を問題提起したと思います。
曽山さんは記事の中でこのような発言をされています。
今日話した「3つのゲーム」は、年齢やステージを問わず、すべてのビジネスパーソンが意識すべき考え方なんだよ。
組織で働くビジネスパーソンである以上、どんなフェーズにいても、そのときの年齢、そのときの地位なりの「3つのゲーム」を繰り返すことからは逃れられない。
「この3つのゲームをクリアすれば、すごい若手になれるって保証します」曽山哲人の成長論|新R25
そのことを本能的に理解できてる人こそが、「いつどんなときでもスタートダッシュしている、優秀な人」なんだよね。
要は、仕事において年齢は関係なく、自身の役職、職種などによってその時々のフェーズが存在する。
だからこそ、仕事では年齢関係なく自分が置かれた立場で常に「全力」でやる必要がありますよねというのが結論です。
最後に、曽山さんから紹介があった3つのゲームをまとめたものを記載して終わりにしたいと思います。
① 満額回答ゲーム:
プライドを捨てて、仕事のえり好みをしない。全てやる。そして、結果を出すために淡々と業務をこなす。
② 決断の再生産ゲーム:
既に意志決定されていることに関して、「どのような理由で意志決定されたのか」自分の頭で考え、根拠、理由をもつ。
③ 宣言ゲーム:
当事者意識の圧倒的な醸成のもと、責任との重圧と戦いながら、経験値を積む
如何だったでしょうか!?
年齢で仕事をどのようにやったらいいかという型にハマった答えはありません。
常に、何歳になっても自分自身が成長していなければならないと今回の記事を見て思いました!
以上です!ありがとうございました!