
ラグビーW杯2019、日本中を感動の嵐で席巻させたラグビー日本代表。
感動でしたね!Twitterでもラグビー日本代表に関するツイートが沢山ありましたね。
私自身はラグビーを高校時代やっていたため、「にわか」というより、プレーする選手側に立ってテレビを見ていました。
私たちはテレビで試合を観ているので、フィールドを全体的に把握できる空間認知が出来ますが、選手が同様の認知をすることは極めて難しいです。
そして、味方のボールの流れを気にしつつ、敵の陣形がどうなっているか、穴はないかなど、頭で思考しつつ、フィジカルにおいても相手と全力でぶつかり合う必要があります。
これ程、過酷で、インテリジェンスなスポーツはなかなかない。だからこそ、観衆に興奮・感動を与えるんです。
ラグビー日本代表に関するTwitterでの声
などなどラグビー日本代表への感動を表すツイートが沢山ありました。
そもそもラグビー日本代表がこんなに強くなったきっかけは?
今日はこんな疑問を、ラグビー日本代表・前HCのエディーを紹介して答えていきます。
ラグビー日本代表が強くなったのは前HCのエディーがきっかけ

ラグビー日本代表・前HCはなぜイングランドをW杯決勝まで導けたのか
エディージョーンズと言えば、五郎丸を中心とした4年前のラグビーW杯で南アフリカを破ったときの監督です。
世界ラグビーにおいて、日本のプレゼンスがまだ弱い頃、エディーは日本ラグビーを変えるために、練習面から全て意識改革を行い、ラグビー日本代表を世界強豪国と対等に渡り合える程に成長させました。
エディーの本質は、「本番に直結する練習をしているか」「日本にありがちな形式的しか意味を成さないことはやらない」にあります。
たまたま上記の記事で発見し、エディーのインタビューが載っていました。
ジョーンズ氏に以前インタビューした時、「強いチームと弱いチームの大きな違いは?」との問いに対して、「勝ちたい」と思う気持ちに加えて、「“有意義な練習を重ねた”という自信があるかどうかだ」と答えていました。実際の試合の場面を想定していないランパスのような練習は意味がない、というわけです。
「毎日、3~4時間もラグビーの練習をすることには大反対。1回の練習はせいぜい1時間半で十分だと思う」とも話していました。大学時代に強豪チームでプレーしていた筆者のラグビー仲間は毎日、8時間練習していたといいます。彼は「時間が長すぎると“やらされている”という感覚が強まるだけで、何も考えることをしなくなった」と大学時代を振り返ります。
まとめるとエディーは以下のことをマネジメントをする上で気にかけていました。
エディーの教えはビジネスパーソンにも生かせる

上記のエディーの教えは私たちビジネスパーソンにとっても同じことが言えるのではないでしょうか。
エディーの場合は、ラグビー日本代表時代「ベスト8」という明確な目的がありました。
だからこそ、目的に見合う最適化された練習を徹底的に行い、合理的な努力を積み重ねることが出来ました。
それに比して、我々は仕事において、どれだけ明確な目的を見定ているでしょうか。
はたまた目的を見定めていても、目的に沿った合理的な練習が積めているかも疑問です。
何となく何も考えずに過ごしていれば、形式的な作業を無意識にしています。
エディーの本の紹介
私は下記のエディーの本を読みました。
実際に本を読んでみて「なるほどなあ」と思うのですが、これらを【頭で分かる】と【行動する】では天と地の差があります。
エディーが言っていたことは主に3つです。
①重要なことは【目的】を見定め、強烈に意識をすること。
②目的を達成するための【戦略・戦術】を緻密に考えること。
③徹底的に合理的な練習を行うこと
とてもシンプルなんですが、これを行動にうつすこと、更に継続することは非常に難しいんです。
エディーの教えを自身に置き換えてみたら
①目的を見定め、強烈に意識すること
目的は自身の市場価値を上げること。前職は【仕組み・ルールが整っている】【有形商材】【市場規模縮小】を鑑みこの環境下では成長はしないと判断。IT系のベンチャーに転職。現在は「市場価値を上げる」ことを強烈に意識ができていない。
②目的を達成させるために戦略、戦術を緻密に考えること
戦略・戦術は緻密というまで練っていない。「計画型」というより、「対応型」になっている。
③徹底的に合理的な練習をする
②で捉えた戦略・戦術を考え、行動時に徹底化されているか。これもその場その場の対応になることが多くできていない。
正直現時点で全くエディーの教えをできていませんでした。まだまだ甘いんです。
そして、今回ラグビー日本代表を見ていてこんなことを思いました。
・遥か遠くを見据えながらも、目の前の泥臭いことを誰よりも真剣に、毎日考えて、実行し続けること。
・「結果」の裏には必ず「過程」がある。その過程の努力を怠らないこと。
高みを目指しているのであれば、アスリートと変わらないマインドセットを身につけて、目標を実現するための徹底した練習が必要になっていきます。
そして、それはスポーツ選手だから、ビジネスマンだから、芸人だからといって、カテゴライズするものではなく、全てのジャンルの方に共通して言えることだと思います。
(芸人に関しては、山ちゃんの「天才はあきらめた」の感想を書いているので、良かったら見てください!)
余談
実はラグビー日本代表の稲垣選手は高校時代学年が2個違いだっため、ラグビー会場で姿を頻繁に見ていました!
勿論、笑っていた、、、内緒にしておきます(笑)