●今の仕事はつまらないし、やりたいことではない。
●でも自分のやりたい仕事が分からない。また、何に向いているかも分からない。
●どうやれば自分のやりたい仕事が見つかるの?
といった疑問を解消します。
「自分の好きなことを仕事にした方がいい」という風潮があり、そもそも「自分のやりたいことって何だっけ」と変に強迫観念を抱えることはないでしょうか。
私も「やりたいこと強迫観念」に襲われることは多々あるのですが、ある本をきっかけにやりたいことを追求する具体的な方法が分かってきました。
今回は「やりたい仕事が分からない」といったお悩みを少しでも解消するヒントを紹介します。
「やりたいこと」って言われても抽象的だし、どう動いていいか分からないですよね。
●やりたい仕事が見つからない人は多い
●やりたい仕事が見つからない理由
●やりたい仕事の見つけ方【4つのポイントを徹底解説】
●やりたい仕事が見つからない人は自分の「宝物」を見つけよう
我流ではなく、超有名なマーケッター森岡毅さんの「苦しかったときの話をしようか」、実業家の前田裕二さんの「メモの魔力」を参考にしています。



- やりたい仕事が見つからないことは当然?
- やりたい仕事が見つからない理由
- やりたい仕事の見つけ方【4つのポイントを徹底解説】
- ①やりたい仕事を見つける自分の「軸」とは?
- ②自分のやりたい仕事を見つけるために「Self Awareness」を鍛えろ
- ③やりたい仕事を見つける「Self Awareness」の鍛え方-自分編-
- メモによって鍛えられる5つのスキル
- Self Awarenessを鍛える「メモ活用術」
- ④やりたい仕事を見つける「Self Awareness」の鍛え方-他者編-
- そうだんドットミー
- ゲキサポ
- ミイダス
- パソナキャリア
- やりたい仕事が見つからない人は、自分の宝物を見つけよう
- やりたい仕事の見つけ方【4つのポイントを徹底解説】| まとめ
やりたい仕事が見つからないことは当然?

エン転職が2016年に行ったアンケートでも、求職者の68%の方がやりたい仕事が決まっていないというデータが出たそうです。
小さい頃に親や先生から「やりたい仕事は何?」と聞かれることが多かったですよね。
「やりたいことはあって当然だ」という強迫観念を植え付けられていたように思いますが、このデータを見ると、「やりたい仕事が見つからない」方が普通ですよね。
Twitterでもやりたい仕事が見つからない人はちらほら
Twitterを見れば、より生の声が分かります。
私もそうですが、具体的に「これがやりたい!」と見つけられないことに悩む人は非常に多いです。
やりたい仕事が見つからない理由

結論になりますが、「苦しかったときの話をしようか」で森岡毅さんこのように述べています。
問題の本質は、君が世界のことをまだよく知らないことではなく、君が自分自身のことをよく知らないことだと気が付けば、解決への扉が開くだろう。
問題の本質は外ではなく、君の内側にあるのだ。やりたいことが見つからないのは、自分の中に「軸」がないからだ。
苦しかったときの話をしようか No.220-227
森岡さんらしい、シンプルかつ端的に、「やりたい仕事が見つからない、分からない」理由を述べていますね。
自分自身を理解して、自分の「軸」を明確にすること
自分の「軸」を見つけることの重要性は以前、此方の記事で紹介したトマルさんも指摘しています。
やりたい仕事の見つけ方【4つのポイントを徹底解説】

「どうやればやりたい仕事が見つかるか」その方法を下記で紹介します。
- やりたい仕事を見つける自分の「軸」とは?
- やりたい仕事を見つけるために「Self Awareness」を鍛えろ
- やりたい仕事を見つける「Self Awareness」の鍛え方-自分編-
- やりたい仕事を見つける「Self Awareness」の鍛え方-他者編-
それでは順にみていきましょう。
①やりたい仕事を見つける自分の「軸」とは?
う〜ん、「軸」ってよく聞くけど、具体的には何?
もう少し具体的なイメージが浮かぶように例を出してみます。
僕は「自分の成長」を第1に考えています。
やっぱり「お金」が生きていく上で一番大事!
仕事はほどほどにして、家族との生活を1番に考えています。
私は小さい頃からアニメが趣味だったので、夢だった声優になりました!
会社に縛られるのは嫌だから、働く場所、働く時間がコントロールができるフリーランスになりました!
上記のように、各々就職や転職時の際には、入社したいと思った理由が筈です。
ただ、軸というのは単純に1つの軸だけでなく、複数の軸が存在しているので、判断に迷いますよね。
私も転職時の軸選びには苦心しました。
そのときの心情や出来事を書いていますので、ご参考ください。
では、20代を中心とした若者は傾向として、仕事に対してどのような軸をもっているか次にみていきましょう。
若者の仕事の目的:統計データ

このデータは内閣府が平成30年に行った「就労等に関する若者の意識」調査になります。
ここでは、若者の多くが仕事においてどのような目的=軸をもっているか傾向値をみていきます。
結果は下記の通りです。
- 「収入を得るため」が仕事をするうえで主要軸。
- 残りの項目においては10%超で分散している。
2つまで回答できるので、このグラフでは「自分にとって仕事をする上で、最も重視する軸」は分かりませんが、「収入を得るため」というのは至極真っ当なことが判断軸の1つとしては分かります。
ただ、個人的には、「働くのがあたりまえだから」という理由が14%も占めているのは意外でしたし、残念でした。
判断軸を見誤るな
大企業ですら「早期退職」の時代です。
働くのが当たり前というマインドでいれば、思考停止のまま、受け身で与えられた仕事のみこなしていると、ひょっとしたらこの先危ないかもしれません。
会社はいつまでも守ってくれないですし、転職市場に出たら社外の方と比較され、自分の価値が全然無かったというのはよくあります!本当に!
だからこそ、「自分のやりたい仕事は何か、どうやれば見つけられるのか」早く準備して、少しでも自分の市場価値を上げておくのが得策です。
②自分のやりたい仕事を見つけるために「Self Awareness」を鍛えろ

上図は、「Self Awareness」を意味しています。
ただ、これではイメージがしにくいと思うので、更に噛み砕いていきます。
森岡さんは「Self Awareness」を日本最大の課題とまで言い、次のように述べています。
小学校へ入学してから大学を出るまで16年間もあるのに、自分が何者で、どんな特徴があって、どんなときに幸せを感じるから、どんな職に就いて、どのような人生を送りたいか、そういうことはほとんど考えさせない。
(中略)
進むべき大学や学部も、受験の合否と偏差値による世間評価との相場観で、それほど悩まなくてもほぼ受動的に決まっている。
結果、Self Awareness が未熟なまま、己の軸がない状況のまま就活が始まる人が多い。
苦しかったときの話をしようか No276
つまり、森岡さんが言う「Self Awareness」を一言で言うと、
自分のことを理解している度合い
そして、森岡さんは「Self Awareness」を下記のように日常から意識している人が少ないと問題視しています。
- あらゆることに自分自身の判断軸をしているか?
- 自分がどういう人間か言語化できるか?
- どのような人生を歩みたいか考えているか?
- 日常からSelf Awarenessを鍛えているか?
このSelf Awarenessを日常的に鍛えておけば、自分の人生において、何が重要か、何が大事か自覚しているので、転職や就職の際にライブイベントで誤った選択はしません。
③やりたい仕事を見つける「Self Awareness」の鍛え方-自分編-

森岡さんはSelf Awarenessに関して、「いつ考えても早すぎることも、遅すぎることもない」と言います。
では、どのようにやりたい仕事を見つけるために「Self Awareness」鍛えていくか。
前田祐二さんの「メモの魔力」を参考に方法を考えました。
下記の2点を紹介していきます。
- メモによって鍛えられる5つのスキル
- Self Awarenessを鍛える「メモ活用術」
メモによって鍛えられる5つのスキル
それではまず、「メモ」によって鍛えられる5つのスキルをみていきましょう!
①アイデアを生み出せるようになる(知的生産性の向上)
②情報を「素通り」しなくなる(情報獲得の伝導率向上)
③相手の「より深い話」を聞き出せる(傾聴能力の向上)
④話の骨組みがわかるようになる(構造化能力の向上)
⑤曖昧な感覚や概念を言葉にできるようになる(言語化能力の向上)
出典:「メモの魔力」No.268-369
Self Awareness=自己理解のために、メモをすることでこれだけのスキルセットが定着します。
自己理解のために改めて時間をとって内省する時間も大事ですが、何か気が付いたとき、違和感を感じたときに振り返ることが大事です。
メモにはEvernoteがおすすめ
紙でメモをとるのが面倒だと思う方もいるかもしれません。
私は何かある度にEvernoteにメモする、まとめるようにしています。
下記がEvernoteにまとめている一部です!

Self Awarenessを鍛える「メモ活用術」

それでは、Self Awarenessを鍛えるためのメモ活用方法をみていきましょう。
- インプットした「ファクト」をもとに、
- 気づきを応用可能な粒度に「抽象化」し、
- 自らのアクションに「転用」する
出典:メモの魔力 No.453-458
では具体例をみていきましょう。
●ファクト
20代で営業マン。お客さんと打ち合わせの中で、売上が伸びないと悩みを打ち明けられる。
お客さんが口にしていた課題感を鵜呑みにせず、自分なりに調べて提案。結果、売上が伸長した。
●抽象化
悩みを打ち明けてもらえるまでの信頼関係の構築の重要性
課題は顕在化されているものと潜在的なものがあって、お客さんは顕在化された課題を言いやすい。
●転用
相手の悩みをヒアリングするためには、相手が「悩みを吐いてもらえる」関係性から。関係構築のための信頼貯金をする。
先方から言われた課題感を疑い、問題の裏にある背景から複合的な要因を考慮し、真因を追求する。
●ファクト
20代営業マンで業務でクレーム対応。得意先から激しく叱責され、全て自分のせいにする。長い期間誰にも相談できず、引きずり落ち込んでいた。
●抽象化
自責思考があり、問題を抱え込みやすい。
●転用
自分は自責思考があるため、ストレスや悩みを抱え込みやすいと自覚する。悩みが出たら①気軽に相談できる友人に話す②気分転換する娯楽をつくるという仕組みをつくる。
このように都度発生する事案に対して、小まめにメモし振り返りを行うことで、自己理解を深めていきます。
④やりたい仕事を見つける「Self Awareness」の鍛え方-他者編-

自分のことを自分だけで全てを理解することはできません。
それを端的に表現しているのが「ジョハリの窓」です。

先ほどメモ活用で紹介したのは、自分で自分自身のことを理解する「開放の窓」「秘密の窓」を指します。
ただし、「盲点の窓」「未知の窓」に関しては自分では分かりません。
自分のことを良く知る友人や身内からフィードバックをもらうこともいいと思います。
ただ、専門的な方からフィードバックをもらい客観的な意見ももらって、「もしかしたらこの領域の仕事が向いてるかも」「もしかしたらこの職種だったら向いているかも」と今までにない自身の新たな一面をみつけていきましょう!
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面談時間が確保されているため、転職は勿論、自分のキャリアの棚卸しや自身の志向性のご相談が可能です。
やりたい仕事が見つからない人は、自分の宝物を見つけよう

森岡さんはこのようなことを言ってます。
成功は必ず人の強みによって生み出されるのであって、決して弱みからは生まれない。
その成功を生み出す強みこそが、君の「宝物」だ。
苦しいときの話をしようか No.318
強みである「宝物」は誰もが持っています。
ただ自分の宝物があるのに、他人の宝物ばかりに目がいってしまい、自身の宝物に気が付かないことなんて多々あることですよね。
●人とコミュニケーションをとるのが得意
●目標から逆算して考えるのが好き
●周りが面倒だと思うことも、几帳面にコツコツ継続できる
上記のようにどんな些細なことでも、自分の強み=宝物です。
だからこそ、日常的にメモ活用をして自己理解を深めてほしいです!
宝物が生かされる、「文脈」を見つけよう
例えば、心配性な人は些細なことまで失敗を先行させてイメージします。
これが「事業の推進リーダー」だとしたらどのような文脈になるでしょうか。
1つ事業を推進するにも、あらゆること観点から「リスク」が思い浮かび、行動推進が遅れてしまう。
これでは事業推進リーダーとしては致命的です。
では次に、リスクマネジメントする部門だったら心配性はどのように生きるか。
A事案に関しては2つの懸念点が発生する可能性がある。発生した場合には、2つの管轄部署と連携とり対処する必要がある。
また、B事案に関してはC企業との兼ね合いがあり、法務観点から取引が出来るのかどうか。
等々あらゆる心配事をプラスに転換が出来るのです。
森岡さんもキャリア戦略を次のように述べています。
キャリア戦略とは、その人の目的達成のために、その人が持っている”特徴”を認識して、その特徴が強みに変わる文脈を探して泳いでいく、その勝ち筋を考えるということ
苦しかったときの話をしようか No332
自分自身の「宝物」見つけるだけでなく、その「宝物」が生かされる「文脈」を見つける必要があるということです。
やりたい仕事の見つけ方【4つのポイントを徹底解説】| まとめ

やりたい仕事が見つからない人は世間では大勢います。
ですが、やりたい仕事を見つけるために努力をすることはいくらでも自分次第で可能です。
本記事を参考にしていただき、自分のやりたい仕事を見つけるためのお役立てになれば幸いです。
また、転職に関して役立つブログ記事も書いていますので、ご活用ください。
また、本記事のまとめが下記になりますので、ご覧ください。
①Self Awareness=自己理解を深める必要性
→「メモの魔力」を参考に、メモ活用しよう。
→他者からフィードバックをもらう。
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②自己理解を深めたら、他者比較でない自身の「強み」と、「強み」が生かされる「文脈」を見つけよう!