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【書評・レビュー】これからの会社員の教科書/田端信太郎著

これからの会社員の教科書

NTTデータ、リクルート、ライブドア、LINE、ZOZO、そして2020年からトゥモローゲートのCTO(Chief Twitter Officer)に着任した田端さん(@tabbata)

Twitterで何かと『炎上』で話題の田端さんですが、『これからの会社員の教科書』を読めば、「プロのビジネスマンが、暗黙知化されやすい仕事の基礎を、現実世界の泥臭い部分を細かに言語化したビジネスマン必読の1冊」になること間違いなしです。

田端さんのTwitterのイメージを想像しながら読んでいたけれど、常人ではできないぶっ飛んだ内容はなく、極めて一ビジネスマンとしてやるべきことが忠実に書かれていて、意表をつかれた本でした!

全てのビジネスパーソンにおすすめの1冊となるので、本書を読んでみてください。

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これからの会社員の教科書の著者、田端さん

これからの会社員の教科書

2019年12月末までZOZOのコミュニケーションデザイン室長だった田端さん。

前澤社長の退任してから、田端さんがZOZOを去ることに決めたことが記事になる程、ビジネスパーソン界隈では知名度が高く、影響力のある方です。

田端さんのtwitter

田端さんは「炎上」イメージが強いですよね。

ただ『これからの会社員の教科書』を読むと、ビジネスパーソンの「一手」にあれだけ思慮が深い田端さんなら、炎上商法以外にも違う意図があると思うんです。

私の個人的な見解ですが、田端さんは「誰しもが潜在的に思っているけど、ふれてはいけない【あかずの扉】的な事案に対して、問題提起をして議論しましょうよ」と日本人が議題に出しにくいものをあえて、問題提起しているのかなと。

個人的な好き嫌いは人によって出ると思いますが、情報感度の非常に高い田端さんをフォローして、「田端さんはこう問題提起しているけど、自分ならこの問題をこう考える」とビジネスパーソンとしての情報収集や自己の思索を深めておくのもいいと思います。

タバラジ

田端さんは「タバラジ」というチャンネルでyoutubeで情報発信をしています。

Twitterの断片的な情報だけでなく、動画で1つの文脈として情報収集するのもおすすめですので、興味のある方はご覧になってください!

これからの会社員の教科書の口コミ、評判

評判

Twitterの「#これからの会社員の教科書」で口コミを調べてみました。

Twitterでの口コミ、評判

https://twitter.com/ryokachii/status/1212704814234103813?s=21

これからの会社員の教科書で学べること

本書では、新社会人だけでなく、これからの時代を生きていく全ての社会人に役立つスタンス、マインドセットが学べる内容となっています。

上記の記事のように終身雇用が崩壊しつつある日本社会。

だからこそ、企業の言いなりのまま働くのではなく、主体的に目の前の仕事にどのように取り組み、自身のビジネスマンとしてのスキル・マインドをアップデートしていくことが重要になっていきます。

私が本書で重要だと思った内容を要約してご紹介します。

これからの会社員の教科書-71のポイント-

教え

田端さんがビジネスパーソンとして重要な知恵、スキル、マインドが具体的なエピソードとともに71個紹介されています。

どの項目も社会人として基礎的だけど、皆が意識的に取り組めていないことを、田端さんならではの付加価値的情報を加え、すぐにでも実践できる内容ばかりになっています。

71個の中でも個人的に心に響いた5個のポイントを紹介します。

勝負どころを見極める

サラリーマンは、日本シリーズといった明確な「勝負どころ」は誰かが教えてくれるわけではありません。

だからこそ、田端さんは勝負どころの重要性を説きます。


「ここが勝負どころだな?」と心の声がして、自分で気づけとしたら、その時点できみには「勝負センス」があります。

これからの会社員の教科書 No184

自分がまず決めることの重要性

もともと夜に予定があったのに、上司から急な仕事の依頼が入ってしまった。

その場合、あなたならどう上司に返答しますか。

理想は「今日は帰らせてください。ただ、ちゃんと締め切りまでには仕上げます。」とハッキリ言うことです。

自分の主張を通しながらも任務を遂行するという態度は「基本姿勢」です。

「目的、制約条件、締め切り」は仕事の3点セットです。

これからの会社員の教科書 NO.217

全ての仕事には、この「目的、制約条件、締め切り」が存在するので、自分がどの視座で働くのかが重要です。

自分の人生設計として、なんとなく働いてお金をもらうだけでいいやと思っていれば、仕事の3点セットを気にせず、成果物も言われたもの通りのものを出せばいいと思うのです。

ただ、視座が高いところに設定しているのであれば、目の前の仕事の意味合いも変わります。

「誰でもできる仕事」にこそチャンスはある

飛び込み営業や、テレアポなどは「つらい仕事」かもしれないですが、田端さんは「無限の自由が広がっている」と言います。

一人でがむしゃらにやるような仕事は、自分なりに仮説を立てて工夫しながら進めていくと、たくさんの学びが得られる。

これからの会社員の教科書 No.489

誰でもできる仕事だからこそ、多くの人が手を抜くし、面倒に思う人も大勢います。

その中で、「誰でもできる仕事」を、上司の期待値を超えて、自身のオリジナリティを出し、付加価値を提供していけば頭ひとつ抜けることもできます。

単純作業の積み重ねで「身体性」に宿すこと

今や実際に体験をしなくても、本で読んだり、ネットの情報を調べたりと幾らでも情報を収集できる環境です。

「これからの会社員の教科書」の中では、情報収集が容易にできる時代・生産性が求められる時代だからこそ、実体験を伴う身体性の重要性を説きます。

言葉は「言霊」とも言いますが、話者の命や魂が吹き込まれたり、実体験が伴うことで、言葉に話し手の体重が迫力として乗っかってくるのです。

これからの会社員の教科書 No.535

若いうちは単純作業に意味を見いだせず、無駄な作業を排しがちです。

ただ、この単純作業という現場体験を真剣にやってきたビジネスマンは、相手に伝えるときに言語的メッセージに加えて、自身の想いや経験を乗せた身体的メッセージも不思議と相手に伝わります。

ミスっても会社を休むな

若い新人社員ほど、ミスをして顧客から、上司から怒られた翌日には休んでしまうということはあるかもしれません。

ただ怒られて翌日に休むというのは、印象として最悪です。

あくまで人格否定をしているわけではなく、仕事のパフォーマンスに対して追及をしているということを理解する必要があります。

一社会人として、プロとして、同じ過ちをしないように、次にどのような対策方法をとったらより良い仕事ができるのか考えるべきで、帰ってからくよくよする必要はないと田端さんは言います。

会社では、「仕事のパフォーマンスを出すこと」を最優先に考え、それ以外はうまく気持ちのコントロールを自分でできるようにしておくことが重要です。

『これからの会社員の教科書』まとめ

学校では「正解」のある勉強がテーマだったけれど、ビジネスには絶対的な正解はなく、その正解を求める方法も決められたわけではありません。

田端さんは「おわりに」でこのようことを述べています。

正解は選ぶものではなく。自分でつかむものです。

事前に100%正解がわかるはずはありません。ビジネスの正解は、自分でつくるしかないのです。

正解が「与えられるもの」だと思っていてはダメです。

これからの会社員の教科書 No.2212

正解が絶対的にないからこそ、自分で求める正解は何か創り出すこと、そしてその正解の創出確度を高めるための基礎的且つ重要な内容が、『これからの会社員の教科書』で載っています。

新社会人にも、1人で仕事を任せられるようになった中堅社員、社員のマネジメントをする先輩社員など、全てのビジネスマンにおすすめの1冊です。

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